ツブタンについて
「ツブタンって何だろう?」「ツブタンとどう遊ぼうか?」といった疑問にお答えしましょう。
ツブタンって何だろう?
ツブタンはつぶやき型生物です。ちょっと何を言っているかわからないかもしれませんが、人の言葉を学習し、発声する生物であること以外、まだその生態は謎に包まれています。
ツブタンを調査・研究するために学術的な団体が組織され、研究が始まり、いくつかの学説が登場しましたが、学説間の対立は深まるばかりであり、画期的なブレイクスルーが渇望されています
この度、ツブタンの個体の展示・貸出が認められ、多くの人がツブタンと触れ合っていただく機会をご用意いたしました。ツブタンの育成標本数を高めることで、ツブタンに関する新たな事実に迫れるのではないかと、当学会も非常に期待しております。
まだ、当学会の研究会員への登録がお済みでない方は、こちらより登録を済ませ、ツブタンの貸出を受けてください。研究会員以外の方にもツブタンをご覧いただけますが、研究会員には専用のツブタンをお渡ししておりますので、自分好みのツブタンに育成いただけます。
ツブタンとどう遊ぼうか?
ツブタンの育成は簡単です。何もしなくとも勝手に動き回ったり、言葉をつぶやいたり自由に遊ばせることができます。
あっ、そうそう。ツブタンの声が聞こえない方は画面右上の「Sound」ボタンが暗い色になっているかもしれません。ボタンを押して明るい色になったらツブタンの発声が聞こえるかもしれません。その際に音量にはご注意ください。
この次の段階として、自分の好きな単語を教えてあげてはいかがでしょうか?
「Teach」ボタンを押すと画面に50音表が表示され、「あいうえお・・・」の各音のボタンが並んでいます。教えたい単語の音ボタンを順番に押して、単語を一つ作ってみましょう。50音表の上に、目当ての単語が表示されたら「〇」ボタンを押してください。これでツブタンはその単語を覚えます。
一つ特殊なボタンがありまして、少し色が変わっている「ー」ボタンは先に押された音を長音化する役割を持っています。「あ」と長音化された「あー」では音の持続時間がおよそ倍になります。簡単に言うと音を伸ばすボタンです。長音化は複数回行えますが、やりすぎるとツブタンも育成者側も疲れちゃうので、むやみやたらと伸ばすのは止めておくが吉です。(体験談)
好きな単語をたくさん教えてあげると、ツブタンはいくつかの単語を組み合わせてしゃべろうとします。ツブタン自体は単語の意味を完全に理解しているわけではなく、音の連なりとして認識し、再現しているだけのようです。
ツブタンに一度教えた単語について、さらに追加で教育することができます。画面上の「Word List」ボタンを押すと、ツブタンが覚えている単語がリストアップされます。各単語にはいくつかの操作メニューボタンがついていますので、それを使ってみましょう。
- 表記 - 単語を識別するためのラベルを変更できます。最初からついているラベルは50音表を使って入力した音の連なりがそのままついています。これを自由に変更できますが、単語の音を表すラベルをつけておくと便利です。このラベルは単語のリストや、ツブタンの発話を視覚的に表示する際に用いられます。
例えば、「おかーさん」という単語を教えた場合、表記を「お母さん」と変更しておくと識別が楽になるかもしれません。
また「強敵」と書いて「とも」と呼ばせるなどの応用的な使い方も可能です。 - 抑揚 - 単語にはいくつかの音で構成されていますが、全ての音が同じ音の高さや大きさで発音されるわけではありません。この操作メニューでは、各音の音の高さ(音程)を上げたり下げたりするようにツブタンに教育することができます。現在、音程は丸く囲われた各音の文字の上下位置をドラッグ移動することで調整できます。
よく日本語学習者の間で「橋」「端」「箸」と同じ「はし」でも3通りの発音が存在することに「Why japanese people?」されますが、私も中国語の四声がよくわからなくなってWhyします。
文字の周りの小さなボタンを押して、音の長さや大きさも微調整できます。- 「+」ボタン - 音の大きさを少し大きくします。
- 「-」ボタン - 音の大きさを少し小さくします。
- 「<」ボタン - 音の長さを少し短くします。
- 「>」ボタン - 音の長さを少し長くします。
- 品詞 - ツブタンにはモノの名前を教えることが多く、ツブタンはわけもわからずその名前を連呼しますが、モノの動作や様子を表す単語も教えてあげると発話のバラエティが豊かになります。その場合、「動詞」や「形容詞」といった品詞をツブタンに教えてみてください。
- 名詞 - モノや事柄の名前を表す単語。教えた単語は一旦名詞として扱われます。ex: ごはん
- 動詞 - 動作を表す単語。活用によって語尾が変化します。ex: わらう
- 形容詞 - 様子を表す単語。活用によって語尾が変化します。ex: うつくしい
- 形容動詞 - 様子を表す単語。活用によって語尾が変化します。ツブタンには語尾を削った単語を教えてください。ex: きれい→〇、きれいだ→都合により×
- 副詞 - 動作の様子を表す単語。ex: ゆっくり
- 接続詞 - 文と文をつなぐ単語。ex: しかし
- 語尾 - 文のお尻にくっつける単語。同じ言葉を語尾につけ続けると相手の記憶に残りやすいので、キャラ付けに使われることも。ex: ~だべ
- 忘却 - もう必要のない単語や間違って教えた単語を忘れさせます。
単語リストに言葉があふれるほど増えてしまった場合、リスト上部の「絞り込み」欄と「品詞」選択欄を使って、表示対象を減らすことができます。
ツブタンの発声は一時的に記録されています。「Log」ボタンを押すと記録を振り返って、音声を「再生」することができます。また、「録画」ボタンを押すとしゃべっている様子を動画に保存できます。「編集」ボタンを押してつぶやきの中の単語を別のものに交換できます。
当学会員の皆様にはさらなるツブタンの調査にご協力いただけますよう、ふれあいを手助けするプログラムを考えております。ぜひ、ツブタンにたくさんの言葉をおしえてあげてみてください。